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2006年04月27日

一夜限りの古楽器バッハ演奏会 6月8日東京芸術劇場

herrewghe.gif 古楽器によるバッハ演奏で世界的に名高い、ベルギーの名門フィリップ・ヘレヴェッヘ、そしてバロック期の声楽作品を演奏するためにヘレヴェッヘにより創設されたコレギウム・ヴォカーレ。彼らの清澄なハーモニー、深い作品理解に基づく演奏は現代のバッハ演奏の最高峰といえるでしょう。曲はおよそ20年の歳月を経て最晩年にまとめられたバッハ音楽の集大成、《ミサ曲ロ単調》です。6年ぶりに待望の再来日となる今回、6月8日に東京芸術劇場でたった一夜限りのコンサートです。

日時: 2006年6月8日(木) 19:00開演 (18:30開場)
会場: 東京芸術劇場大ホール

指揮:フィリップ・ヘレヴェッヘ
ソリスト:ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、ダニエル・テイラー(カウンター・テナー)、
ヤン・コボウ(テノール)、トーマス・E・バウアー(バリトン)
管弦楽と合唱:コレギウム・ヴォカーレ

S席 \15,000 A席 \12,000 B席 \9,000 C席 \6,000(全席指定・税込)
チケット取扱 : チケットぴあ 0570-02-9999 / 0570-02-9966 [Pコード:221-960]
http://pia.jp/t
e+(イープラス) http://eplus.jp
チケットクラシック 03-3376-1919
東京芸術劇場チケットセンター 03-5391-2111
東京文化会館チケットセンター 03-5815-5452
お問い合わせ : カンバセーション 03-5280-9996  http://www.conversation.co.jp

herrewghe.gif フィリップ・ヘレヴェッヘとコレギウム・ヴォカーレの最大の魅力は、なんといってもその「戦慄的なまでの美しさ」にあります。ピリオド楽器を使用する為に表現が可能となったひとつひとつの音のニュアンスを極限まで引き出し、その響きを重視した温もりに満ちた音は、バッハの音楽ですら耽美的になると言われています。男性的で厳格が多いバッハの演奏の中でも異彩を放っています。
彼らの使用するピリオド楽器というのは、主に中世からバロック時代までに使われた楽器を指し、いずれも、20世紀になって、作曲家が使っていた当時の楽器で当時の曲を演奏する方が、作曲家がイメージをしていた音楽を再現できるのではと、復興された楽器のことを言います。チェンバロなど後の時代に使われなくなった楽器と、ヴァイオリンやフルートの様に、楽器の形態は変わっていても後の時代でも使用されているものとあります。例えばフルートであれば現在のものとは違い木製であったり、一見あまり形に変化のないヴァイオリンも、現在のように弦に馬の尻尾を使うのではなくガット弦(羊の腸をよったもの)を使用しており、反る部分が弦の部分になり、テンションも弱くなっています。その為、音量は小さくともニュアンスが非常に豊かに表現出来るという特性を持っています。
 今回演奏されるバッハのミサ曲ロ短調は、20年の歳月を経て最晩年にまとめられたバッハの集大成であり、三大宗教曲(ミサ曲ロ短調、マタイ受難曲、ヨハネ受難曲)の中でも、静かなる信仰の象徴としての最高傑作にあげられます。この大作は、聴き手の信仰の有無を超えて直接心に訴えかける力を持つ類稀なる作品といえるでしょう。
最高の指揮者と演奏者により奏でられるミサ曲ロ短調。ピリオド楽器の温かく美しい響きと合唱に2時間身を浸すというオーガニックな究極の癒しの空間。6年ぶりで、たった一回という貴重な公演になっています。

写真上:コレギウム・ヴォカーレ
写真下:フィリップ・ヘレヴェッヘ (c)Eric Larrayadieu