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2008年05月23日
【ブルゴーニュ家の秘宝 カール5世とフェリペ2世のタペストリー展 11月21日〜2009年3月29日】
交易と毛織物産業で繁栄したフランダース地方。タペストリーの生産は15世紀から始まり、16世紀に繁栄期を迎えました。生産の中心地であるブリュッセル、アウデナールデ、メッヘレン、ブルージュは他に類を見ないほど高い技術でタペストリーを生み出してきました。主に壁掛けなどとして室内装飾用に用いられ、冬は熱を逃がさないために防寒用として城の壁にかけられることもありました。完成までには3年を要するものもあり、大変高価なものでした。
フランドル織物の粋を極めたタペストリーの代表作を集めた展覧会が、カール5世の生誕地ゲントで豪華に幕を開けます。
今回のタペストリー展には、プラド美術館のキュレーターの手により選りすぐられた、15世紀〜16世紀フランダースのタペストリーの傑作がゲントに揃います。
ルーベンス、ラファエルやヨルダーンスなどの有名な画家の作品を題材に織られたものやギリシャ神話、聖書を題材にしたものなど50点のぼる豪華なタペストリーコレクションが展示されます。
スペインやベルギーの貴族もたくさんのタペストリーを教会に寄付したことでも知られています。また、オーストリアのマルガレータ妃、カール5世などは、特にルネッサンス期のタペストリーの収集に熱心だったことでも知られています。
広大な領地を統治下に納めていたブルゴーニュ家は宮廷の場所を移す事が多く、
絵画に比べ持ち運びやすいタペストリーは、富の象徴としてだけでなく指導者の威信を高めるためにも珍重されました。タペストリーは宗教的、歴史的、神話的情景を表していることが多く、広大な地域を支配していたブルゴーニュ家、スペインーハプスブルク家
にとって、国家のイメージ作りに欠かせないものだった事を窺い知ることが出来ます。
開催期間:2008年11月21日(金)〜2009年3月29日(日)
場所:アートホール・シント・ピータース修道院
KUNSTHAL SINT-PIETERS ABDIJ
Sint-Pietersplein 9, 9000 Gent
Tel: +32 9 243 97 30

