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注目されるブリュッセル・ファッション

クリエーター達によって生まれ変わるエリア、 トレンディー・ブリュッセルの発見

 

 アントワープ・ファッションがモードの世界で脚光をあびる中、最新流行のファッションの面でブリュッセルの動きが注目されてきています。とりわけファッション・スクールとして若いクリエーターを生み出す「ラ・カンブル」スクール La Cambre School の動向にはめざましいものがあります。カンブルの卒業生達の中にはブリュッセルにショップを構えるものや、シックなパリのオートクチュールから声がかかるものなどさまざまです。

 彼等のショップは下町のダンサール通り Rue Dansaert 、サンジェリ広場 Place St. Géry (グランプラスから徒歩10分)界隈に多くあります。もともと寂れていた地区が15年くらい前からブリュッセルのクリエーターを中心としたデザイナーなどが集まる場所になり始め、現在ではブリュッセル・ファッション最先端の地区に生まれ変わり、ショップの数は増え続けています。

 かつて市の活動から取り残されたような存在になっていた下町が、今では人々が集まる活気を取り戻しました。カフェ、レストランも増え、まさにブリュッセル再生です。もちろん既に有名なギャラリー・サンチュベール Galeries St. Hubert やアップタウンのルイーズ広場 Place Louise もモードの街ブリュッセルを満喫できる場所です。

 若いブリュッセル・デザイナーの中で、オリヴィエ・ティスケンス Olivier Theyskens のデザインした服は1998年アカデミー賞授与式でマドンナが身に付けたことで知られます。その後ニコール・キッドマン、グウィネス・パルトロウの衣装を担当し、ロシャス、ニナ・リッチの専属デザイナーを経て、現在は自身の創作活動を行っています。

 一方、カート・ティリー Kaat Tilley はギャルリ・サンチュベールの中に斬新なショップを構えています。有名な国際的デザイナーのショップはアップタウンのアヴニュー・ルイーズ Avenue Louise やブールヴァール・ワーテルロー Bd. de Waterloo にありますが、若い斬新なデザイナーたちは好んでダウンタウンのダンサール通り周辺にショップを構えています。大きな19世紀建築のアパルトマンが立ち並ぶこの通り74番地にソニア・ノエルが1984年にショップ「スタイル」 Stijl をオープンした時は話題になったものです。当初はアン・ドゥムールメースター Ann Demeulemeester やドリス・ヴァン・ノッテン Dries van Noten などのアントワープ6人衆の初期の作品を扱いましたが、今はオリヴィエ・ティスケンス、グザヴィエ・デルクール Xavier Delcourt など地元ブリュッセルのクリエーターの作品にスペースをさいています。

Ecole Nationale Superieure des Arts Visuels de La Cambre
La Cambre Mode(s)
Fashion design and production
427 avenue Louise, 1050 Brussels
Tel: +32(0)2 640 79 41 Fax: +32(0)2 640 96 93
E-mail: lacambremode@skynet.be

ファッショナブルなエリア

ダウンタウン

 ここ2世紀ほどで大きな変貌をとげ、今では新しい建物が目に付くブリュッセルの下町ダウンタウンですが、それは1830年の独立の後に、生まれ変わった町の姿です。
19世紀後半、当時市の中心を流れていたセンヌ川は蓋をされて暗渠になり、市内の交通網である環状線が完成しました。その時の大がかりな沿道や建物の取り壊し・新設により、今ではほとんど町中には中世の面影を見ることができなくなりました。また、この環状線はダウンタウンとアップタウンを結んだ事から、上流階級の人々は特にEU地区 Quartier Europeen やルイーズ通りといったアップタウン界隈へ流れていきました。その結果、旧市街地区ダウンタウンは再び寂れてしまったのです。そして再生復活への動きが若きクリエーター達によって始まったのです。

  • Rue Antoine Dansaert / Place Saint-Gery (ダンサール通り、サンジェリ広場)
  • Saint-Jacques(サンジャック地区)
  • Galeries Royales Saint Hubert(ギャルリ・サンチュベール)
  • Sablon / Marolles(サブロン、マロル地区)
1. Rue Antoine Dansaert / Place Saint-Géry (ダンサール通り、サンジェリ広場)

最寄駅:メトロBourse

 ダウンタウンの中でも、ダンサール通りはブリュッセルで最も洗練されたショップがずらりと並ぶ通りとして、観光客だけでなく地元の人々からも注目視されている地区です。ブリュッセルのクリエーターを中心としたデザイナーなどが集まる場所になり始め、古いビルがいくつものデザイナーズショップに改装されました。現在ではブリュッセル・ファッション最先端の地区に生まれ変わり、ショップ数は増え続けています。人々が集まる活気を取り戻し、ファッションだけにとどまらず、アクセサリー、帽子、カフェ、レストランなど色々な店が集まります。この地区の通り名は、昔のその地区やその地区の政治的な様相を表します。このアントワーヌ・ダンサールという名前は、市議員の名前でした。

 また、その昔ブリュッセルの市内を流れていたセンヌ川の支流が形成する島で、ブリュッセルの起源ともされるサンジェリ地区には、はやりのカフェが多く集まっています。
かつてそのセンヌ川を船で運ばれてきた物資が陸揚げされた港があったサンカトリーヌ広場 Place Ste. Catherine 周辺には、現在はシーフード料理のレストランが軒を連ね、地元の人々でにぎわっています。

2. Saint-Jacques(サンジャック地区)

最寄駅:メトロBourse または 中央駅

 小便小僧がある、ブリュッセルで最も有名な観光地区。はやりのカフェや洗練されたレストランも多く集まり、ファッションの店はもちろん、本、漫画、CDと何でもそろいます。

 また、グランプラスのすぐ近くにあるロイヤルウィンザーホテル Royal Windsor Hotel には、カート・ティリーやマリナ・イー Marina Yee をはじめ12名の有名なベルギー人デザイナーによる独創的なデザインのファッションルームがあります。各室とも斬新でユニークさを持ち合わせ、レトロなデザイン、モダンなデザイン、未来を思わせる空間、エスニックかつアンティーク調の備品など、モードな宿泊が楽しめます。
そして、この近辺では漫画の壁をあちらこちらに見ることもできます。

3. Galeries Royales Saint Hubert(ギャルリ・サンチュベール)

最寄駅:中央駅

 グランプラスの近くにあるヨーロッパ最古の高級ショッピングアーケード。1847年の設計でガラス張りの屋根のアーケードです。デザイナー、皮革製品の職人、宝石商なども住み着き、レースやタペストリー、チョコレート、家具や内装、靴といったエレガントなお店が多い。ベルギーを代表する王室御用達の皮製品店デルヴォー Delvaux もこの中にあります。

4. Sablon / Marolles(サブロン、マロル地区)

最寄駅:地下鉄Louiseからトラム92,93,94 / Bourse からバス48,95,96

 17世紀には貴族の館が建ち並ぶ一角であったグラン・サブロン Place du Grand-Sablon には、今は雰囲気のあるレストランやカフェが多く、毎週末に骨董市が開かれる場所、そしてクリスマスマーケットの賑わいも有名な場所です。またチョコレートやお菓子屋が建ち並び、日本でも有名なピエール・マルコリーニ Pierre Marcolini などでは観光客で長蛇の列ができています。また、マロルはブリュッセル市民の生活を垣間見る事ができる、とても庶民的な地区です。マロル地区にあるジュ・ド・バル広場 Place du Jeu de Balle では毎日蚤の市が開かれます。

 パリにシャンゼリゼ通り、ニューヨークには5番街、バルセロナにはランブラス通りがあるように、ブリュッセルにはルイーズ通りとワーテルロー大通りがあると言われる山の手の高級ショッピングエリアです。アフリカのコンゴを1960年の独立まで領有したレオポルド2世が、当時の自分と娘の散歩道としていたのが、この地区にあたります。この植民地などの歴史的背景から、マトンジュ Matonge からイクセル Ixelles にかけては路面店などが並ぶコンゴの人達の界隈にあたります。聖ボニファス St. Boniface の辺りはアールヌーヴォーの地域でもあり、十数年前からトレンディーな界隈となっています。


1. Avenue Louise / Boulevard de Waterloo(ルイ-ズ、ワーテルロー大通り)
最寄駅:メトロLouise

2. Rue de Bailli / Place du Chatelain / Place Brugmann (バイイ通り、シャトラン広場、ブルックマン広場)
最寄駅:メトロLouiseからトラム91,92

3. Rue de Namur / Matonge / Saint-Boniface / Flagey (ナミュール通り、マトンジュ、サンボニファス、フラジェ地区)
最寄駅:メトロPorte de Namur, バス71(Place Flagey方面)

4. Quartier europeen / Cinquantenaire(EU地区、サンカントネール)
最寄駅:メトロMerode, Schuman,Trone各駅

ファッションツアー

ファッションとデザインがテーマのガイドつき

Le bus bavard (仏/蘭/英): 個人、グループ可。
Royal Windsor HotelのFashion Roomsも見学できるガイドツアー
Provelo(仏/蘭): 個人、グループ可。
トレンディーな地区を巡る半日の自転車ツアー
Itineraire(仏/蘭/英/独/西/伊)
個人客を対象としたファッションツアー

Culturama(仏/蘭/英/独/西/中/アラブ):グループのみ
モードとデザインをテーマにして、ブリュッセルのトレンディーな地区や歴史的な地区を巡るガイドツアー
Polymnia(仏/蘭/英/独/西):グループのみ
GBB:グループのみ
歴史とアヴァンギャルディズム間のレースやシルク、素材や色などからブリュッセルのデザイナーとスタイリストを探るファッションをテーマにしたガイドツアー
VTB-VAB(仏/蘭/英/独):グループのみ
ダンサール通り、ギャルリ・サンチュベール、ワーテルロー大通り、ルイーズ通りなどのブリュッセルのトレンディー地区を巡り、ファッションだけではなく、アクセサリーやジュエリー、皮製品、帽子などのトレンドも見るガイドツアー
KOREI(仏/蘭/英):個人、グループ可。
ファッションをテーマに、デザイナーのワークショップやブティック、ミュージアムなどを巡るガイドツアー
パーソナルショッパー
ブリュッセルのパーソナルショッパー(英、仏、蘭、独、西)
予算と時間に合わせてカスタムメイドのショッピングプランを計画してもらうことが出来る。インターナショナル・ブランドから、ベルギーの若手デザイナーのショップまで、ブリュッセルのファッションとデザインのスペシャリストが、一人一人にあったアドバイスでショッピングをサポート。
料金は3時間ショッピングコースで275ユーロ、1時間追加ごとに75ユーロ。

(c)Toerisme Vlaanderen / Kris De Smedt

問い合わせ・予約:
ブリュッセル市観光局 BI-TC
Rue Royale 2-4, 1000 Brussels
担当者:Ms. Anousjka Schmidt
Tel: +32(0)2 548 04 57
Fax: +32(0)2 549 50 59
a.schmidt@brusselsinternational.be

役に立つ情報

ブリュッセル・ファッション振興のために、Modo Bruxellaeはショップやクリエーターの情報を提供しています。

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