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アントワープ(Antwerpen)

アントワープ(Antwerpen)

主な見どころ

グロート・マルクト
Grote Markt

グロート・マルクト

アントワープの中心にある広場で、まわりを取り囲む市庁舎やギルドハウスの眺めは圧巻です。市庁舎Stadhuisは1561年から1564年にかけて建造されたルネサンス様式の建物。中心には1887年のジェフ・ランボー作のブラボー像の噴水があります。ブラボーBraboとは、ブラバントという名の紀元となった古代ローマの兵士の名で、スヘルデ川で暴威をふるっていた巨人アンティゴーンの手(ant)を切り取って投げた(werpen)という伝説に登場する英雄です。この伝説はアントウェルペンという地名の由来といわれています。
(C)Toerisme Vlaanderen/d. de Kievith

中央駅
Centraal Station

中央駅

1895年から1905年の世紀の変わり目に建造されたネオバロック様式の大建築で、アントワープを代表するランドマークの一つです。ガラスと鉄骨で築かれた半円筒形のホーム天蓋はベルギーを代表する近代建築の傑作の一つです。かつての一等客待合室は現在雰囲気あふれる素敵なカフェになっています。
(C)Toerisme Antwerpen


グルン広場
Groenplaats

18世紀には墓地として利用されていましたが、現在ではまわりにホテルやカフェの立ち並ぶアントワープでもっとも活気あふれる広場です。中央には1843年に造られたルーベンスの像が立っています。大聖堂の壮麗な姿を背景とした広場の眺めはもっともアントワープらしい景観の一つです。東側面の現ヒルトンホテルのファサードは20世紀初頭のグラン・バザールのものがそのまま使われています。

ギエットの家
Guiette huis

1925年に建てられた美術家ルネ・ギエットの邸宅で、ベルギーにあるル・コルビジェの作品としては唯一の建物です。

ズーレンボルグ・ベルヘム地区
Zurenborg-Berchem

アントワープ・ベルヘム駅に近いコーヘルス・オシレイ通りを中心とする地区で、多くのアール・ヌーヴォー様式の建築物が全体的によく保存されています。まるで100年前の街中を歩いているような気分になれるベルギー有数の景観美が楽しめる住宅区です。「旧警察署」、「白亜の宮殿」、「デ・モルヘンスターの家」、「四季の館」など、どの建物も個性的な外観をもっています。

動物園
Zoo Antwerpen

1885年に開園されたヨーロッパでも古い歴史を動物園。希少種の動物を集めていることでも有名。

王立美術アカデミー
Academie voor Schone Kunsten

もともとこの場所には15世紀の聖修派修道院がありましたが、19世紀からは美術アカデミーとして使用されています。かつて収蔵されていた多くの絵画作品は現在は王立美術館へ移されています。一時ファン・ゴッホが学んだことでも知られています。

証券取引所
Handelsbeurs

1531年に建てられ、その後焼失した証券取引所を建築家ジョス・スカッデが1868年から1872年にかけてネオ・ゴシック様式に改築した一見寺院のような大ホールです。証券取引所として利用されなくなった後も、美術アカデミーや図書館として利用されました。

ブーラ劇場
Bourla-theatre

1830年代の初期に、在アントワープのフランス語有産階級のための劇場として建築家ピエール・ブルーノ・ブーラによって建てられました。今日では新劇団「ヘット・トネールハイス」の本拠地になっています。2階にある半円ドームを冠したカフェ「フォワイエ」ではエレガントな雰囲気を楽しみながらのティーブレイクや食事ができます。


宗教建築

聖母大聖堂 Onze-Lieve-Vrouwe kathedraal

1352年に建造が開始され、1520年に完成したネーデルラント地方最大のゴシック教会堂。47個の組鐘を蔵し、123mの高さを誇る北鐘塔は、ベルギーにただ2つしかないブラバントゴシック様式の完全な塔の一例です(もう一つはブリュッセル市庁舎)。鐘楼は世界遺産に指定されています。南鐘塔は資金不足のため未完のまま断念されました。1559年からは司教座がおかれてカテドラルと呼ばれています。堂内には「キリスト降架」、「キリスト磔刑図」、「聖母被昇天」、「キリスト復活」など、ルーベンスの数々の傑作があります。名作「フランダースの犬」に登場することでも知られています。


(C)Toerisme Vlaanderen

聖ヤコブ教会 Sint-Jacobskerk

フランボワイヤンゴシック様式の教会堂で1491年から1656年にかけて建造されました。方形の塔は未完ですが、これはもともとノートルダム大聖堂の塔よりも高く設計されていました。堂内には1643年建造のルーベンス礼拝堂があり、ルーベンスや彼の親族が埋葬されています。大画家が死の6年前(1634年)に仕上げた祭壇画には聖母子を取り囲む聖人たちが描かれていますが、聖母には第2の妻ヘレナ・フルマンの面影が、聖ゲオルクにはルーベンス本人の面影があるといわれています。

聖パウロ教会 Sint-Pauluskerk

1517年から1571年にかけて建造された後期ゴシック様式の教会堂。もともとはドミニコ会修道院の一部でした。堂内はバロック様式です。1968年4月2日から3日にかけての夜に大火がおこって全焼しましたが、美術品は付近の歓楽街から駆けつけた娼婦たちの働きにより難を逃れました。完全に修復された堂内には、ルーベンス、ファン・ダイク、ヨルダーンス、フランク、デ・ヴォス、フェルブルッヘンらのバロック絵画作品50点以上や彫像200点以上があります。

聖カロルス・ボロメウス教会 Sint-Carolus Borromeuskerk

イエズス会が1615年から1621年にかけて建造した教会堂。壮麗なバロック様式のファサードが特徴。1718年の火事で焼失した天井画と格間装飾はルーベンスの作でしたが、ファサードの装飾も彼のデッサンに基づくものと考えられています。

聖アンドリス教会 Sint-Andrieskerk

ともとアウグスティノ会修道院の一部として1514年から1529年にかけて建造された後期ゴシック様式の教会堂。上層部はバロック様式。堂内にはフェルブルッヘンの祭壇画やボイエルマンスの絵画があります。

聖アウグスティヌス教会 Sint-Augustinuskerk

1615年から1618にかけて建造された教会で、現在は閉鎖されています。アルブレヒト大公とイザベラ大公妃、ルーベンス、ファン・ダイク、ヨルダーンスのすべてが描かれた祭壇画、ミヒール・ファン・デル・フォートの説教壇、フェルブルッヘンが装飾したパイプオルガンがありますが、その他の収蔵美術品は現在王立美術館に展示されています。

ベギン会院 Begijnhof

1544年頃に起源をもつベギン会院跡で、石畳、レンガ造りの伝統的な建築、中庭など、典型的なベギン会建築群の姿が残っています。都会の真ん中とは思えない静かな環境で、「聖ヨセフ」とか「聖霊」と名がついた小さな住居にいまは一般の人々が住んでいます。かつてはベギンとよばれる在俗の修道女たちが病人の世話やレース作りをして暮らしていました。世界遺産にも登録されています。

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